小さな花たち

旅先や日々の生活で見過ごされそうなひとときを、思いのままに綴ります

旅先で出会うカフェ ②

本宮カフェ(栃木県)

日光の東照宮は、観光スポットとして人気の場所だが、そこに行くときに立ち寄りたいカフェが、東照宮に行く途中に見られる美しい朱塗りの橋(神橋)の近くにある。築300年の古民家を改装した建物。周囲の緑に包まれて、とても癒される雰囲気だ。テラス席でお茶する。かわいいラテアートの抹茶ラテは、その緑色が、周囲の木々の色とマッチして、いい感じだ。風が吹くと木々の音が涼しげに聞こえる。下の道を歩く人々が、テラス席を見上げて、にっこりする。まだ目的地の東照宮に行く途中なのに、まったりと長居したくなるような場所だ。

 

daigo cafe(茨城県

古民家カフェと言えば、以前のブログ記事「涼を求めて②」でも少しだけふれた茨城県大子町のカフェが思い出される。人通りの多くない通りの角にあるが、店内の雰囲気はもちろんのこと、外観も素敵だ。私が訪れたときは、ちょうど中でくつろいでいるときに、雷雨があった。向かいの窓から、軒先を激しく落ちる雨が見える。屋根にたたきつけるような雨音。しかし、なぜか不安な気持ちにならなかった。古い建物であっても、守られている、という我が家のような安心感。雨が上がり、外に出てみる。すでに日が差してきていた。しっとりと濡れた通りや古い建物も風情があっていい。ゆったりと静かな時間が流れるカフェ。また帰ってきたくなる場所だ。

古民家カフェは、私が好きなテレビ番組である「人生の楽園」(テレビ朝日、毎週土曜日、18時放送)に多く登場する。こういったカフェとの出会いがあったときに、ここでまたふれていきたい。